2017.03.02

【車椅子海外旅行】ベトナムボランティアに行ってきたぞ!

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どうも。
ビジネスアーティスト永田武です。

先日、ベトナムへボランティアに行ってきたので、色々と写真とともにお届けしていこうと思います!

ベトナムの小学校にランドセルを届けよう!

そもそもなぜベトナムに行く話になったのか。

あれは去年の9月くらいだったでしょうか。

私の友人の起業家でもあり、保険や投資などの資産運営のアドバイスをしてくれている、道下さんとご飯を食べていた時のことです。

『ボランティア活動もしていて、毎年ベトナムの小学校にランドセルや文房具を届けているんですが、永田さんも一緒に行きませんか?』

とお誘いを受けて。

道下さんは、『NGO時遊人』という一般社団法人を立ち上げていて、その団体の企画として毎年ベトナムの小学校に直接ランドセルなどを届けているとのことでした。

一般社団法人NGO時遊人のホームページはこちら
http://jiyu-jin.org/

その時は私も紘子も初めての海外旅行を経験していて、その楽しさもあって、思わず『行きたいです!』とお願いし、それからあっという間に半年が経ちました。

ベトナムってどんなところ?

そもそもベトナムってどこにあって、どんな国なのか。

まずはそこを調べるところからです。

今回向かうのは、ベトナムの首都ハノイから車で2時間ほど移動したところにある、タイピンという町の小学校です。

そのため、まずはハノイにある国際空港へ向かうのですが、日本からは飛行機の直行便で大体5時間ほど。

時差は日本よりも2時間遅いくらいです。

ベトナムは社会主義の国で、地図をみても分かるように南北に伸びている細長い国。

首都はハノイなんですが、南にあるホーチミンのほうが栄えているみたいですね。

気候もかなり暑いらしくて、半袖でOKとのこと。

車椅子で町は歩けるの?

そして気になるところは、

『車椅子で移動できるのか』

というところ。

今まで訪れた、香港グアムも、坂や段差こそ多かったものの、普通に町を散歩するくらいはできました。

道下さんに聞いてみたところ、

『空港などは問題ありませんが、町の歩道はバイクがすごくて歩けません』

とのことでした(笑)

まぁでもこれも実際に行ってみて確かめてみないとわからないですよね!

【1日目】成田空港からいざハノイへ!

とうとう出発の日がやってきました。

本来であれば他の参加メンバーさんと成田空港で合流し、ランドセルや文房具を手分けして持っていくんですが、私と紘子は車椅子での搭乗手続きのため別行動。

っていうか、郵送とかじゃなくて、本当に自分たちで運んで持っていくんだと驚き!

グアムぶりの成田空港です。

今回は往復ともにベトナム航空を利用。

というか、JALとかANAだとめちゃくちゃ高いんですよねー。

機内も綺麗で、事前に車椅子の連絡をしていたせいか、一番前の広めの席を用意してくれました。

一見テンション高そうに見えますが、このあと二人で泥のように眠ります(笑)

あっという間にベトナムに到着!

飛行機で寝ていたらあっという間にベトナムに。

機内食やドリンクも完全スルーでした(笑)

窓から見えるユーラシア大陸。

川?道?

山が続きます。

だんだんと街並みも見えるようになってきました。

そして無事にハノイにあるノイバイ国際空港に到着。

空港のスタッフさんも非常に丁寧で、香港の時とは大分違いました(笑)

そして荷物受け取り場で、ようやく他のメンバーに合流!

さっそくダンボール何十箱分のランドセルや文房具を運びます。

ノイバイ国際空港はとても綺麗で、車椅子でもまったく問題なく移動できます。

空港からはバスを貸し切り、それで移動。

ちゃんと車椅子も積み込めるバスを借りてくれたようで、こういうご配慮も本当にありがたいですね。

ベトナム・ハノイの街並み

小学校の訪問は次の日なので、この日はみんなで寄贈する本を買いに行き、その後食事をする予定。

まずはホテルに向かいます。

空港の周りも道路がしっかりと舗装されていて、歩道も広くていい感じ。

タケシ
(ちょっと段差もあるけど思ったより綺麗だから車椅子でも大丈夫そうだなー)

と、この時は思っていました(笑)

そして車はだんだんと市街地へ。

街が近づいてくるにつれ、タクシー、そしてバイクや自転車が目立ってきます。

ベトナムと言えば、バイクや自転車などの『二輪車天国』ということは聞いていましたが、いやはやホントに多い。

しかも、車もバイクも結構雑な運転が多く、街はクラクションで溢れかえっています(笑)

そして西湖という湖を通り、中心街近くのホテルへ。

街の旧市街地や、細い路地までくると、やはり道もかなりせまいですねー。

さっきの余裕もどこえやら、車椅子での移動はかなり厳しいかなと。

バスは無事にホテルに到着したのですが、実は私と紘子だけ、手配が遅れてすでに満席になっていたため、別のホテルへ。

そこからさらに移動し、旧市街地にあるエコハノイホテルへいくのですが、このままバスが送ってくれました。

初めてのベトナム料理!

その後、本当はみんなで集まって寄贈の本を買いに行く予定だったのですが、長時間の移動のせいか紘子の調子が本調子ではなく、ちょっとホテルで休憩。

夜の食事から参加させていただくことに。

訪れたのは市街地にある『Sen 60 Ly Thai To』という有名レストラン。

このレストラン周辺は、新市街地というか、ヒルトンホテルやグッチやプラダなどの路面店も並んでいて、非常に綺麗で大きな建物が多く、バスで通ってきた旧市街地との大分違いを感じました。

そしてみんなと合流し、夕食タイム!

ビュッフェ形式で、好きなものを選べるのですが、食べるのはもちろんベトナム料理!

ハノイビールで乾杯し、

フォーや酸味の効いたスープや、カニと貝のスープを食べましたが、どれも美味しい!

東南アジアの食べ物はお腹を壊すから気をつけてね~と言われていたので、ちょっと心配していたのですが、お店も綺麗でまったく問題なさそう。

タケシ
思った以上にベトナム料理美味しかったよね~

ヒロコ
ハノイビールはすごく飲みやすかったし、フォーが美味しかった!

食事も終わり、タクシーでホテルまで戻り、無事に初日は終了。

次の日も早いのと、疲れのせいかグッスリと休むことができました。

【2日目】いざタイピンの学校へ!

この日に向かうタイピンの学校は、バスでだいたい2時間半くらいかかるところにあります。

日本でいうと、東京から茨城~群馬などの北関東へ向かう感じらしいです。

早朝に皆さんの泊まっているホテルに集合し、まずはランドセルや文房具の積み込み。

 

購入した書籍も増えたので、座席も使ってフル積み込みです。

そしてバスはタイピンへ。

高速道路のようなインフラはまだ整っていないので、大きな国道で向かいます。

ちょっと郊外に出ると、ガンガン工事していますねー。

2時間ほど車を走らせていると、だんだんと道も田舎道?になってきました。

道が細くなっていくにも関わらず、交通量も結構あって車やバイクがガンガン通っていくんですが、基本的にベトナムの運転は、ビックリするくらい荒いです(笑)

ほんと数センチ単位の距離を結構なスピードですれ違っていくので、ちょっとしたジェットコースターよりスリルがありますね(笑)

タケシ
ほんと、いつ事故ってもおかしくなかったよね……

ヒロコ
それでも運転手さんは涼しい顔で当たり前~みたいに運転しているのがすごかった(笑)

タイピンの小学校に到着!

そしてとうとう到着!

今回のボランティアでは、小学校と中学校に届けるんですが、その2つが隣接している学校です。

東南アジアの学校の雰囲気がありますね~。

中は石畳なので車椅子でも移動はまったく問題ありません。

学校の掲示板かな?

グランドには生徒が集合し、全校集会をしています。

ちらちらとこちらを気にしている生徒さんも。

まず積み込んだランドセルや文房具、書籍などを所定の位置に運び、まずは通訳さんを交えて学校の校長先生とご挨拶。

これでもほんの一部ですが、机に乗り切らないくらいのランドセルや文房具があります。

これらのランドセルや文房具は、道下さんたちNGO時遊人の呼びかけによって、全国各地から送られてきたものです。

実際にこうして直接渡しにくると、寄付してくださった方々の想いも伝えようという気持ちになりますね。

小学校でランドセル授与式とパフォーマンス!

そして、全校生徒の前で先生から紹介があり、まずは歓迎のダンスを披露してくれました。

そして生徒の中から数名が壇上に呼ばれ、ランドセルの授与式。

どういう基準で選ばれているのかまでは聞くことができなかったのですが、他の生徒さんはとっても羨ましそうな顔をしていました(笑)

紘子も壇上の下まで降りてきてもらい、ちゃんと手渡し。

そうそう。

ベトナムの小学生って、めちゃくちゃアクセサリーとか付けてるんですよね。

この女の子も指輪をしてるのがわかると思うんですが、他にもネックレスやブレスレット、ピアスをあけている子もたくさんいました。

文化の違いなんですね~。

そしてここからは日本人チームのパフォーマンスタイム!

今回、世界中の学校に”縄跳び”を届ける活動をしている、ROPEACE PROJECT(ローピースプロジェクト)のメンバーも参加されています。

ROPEACE PROJECTのホームページはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/ropeaceproject

まずは縄跳びを贈呈し、

そんな彼らによる、ダブルダッチパフォーマンス!

そして、パフォーマンスを魅せるだけではなく、子どもたちと一緒に縄跳びを楽しむ企画も準備しています。

動画はこちら。

動画を見ていただくとわかると思いますが、子どもたちも我ぞ我ぞとめちゃくちゃ盛り上がってます(笑)

タケシ
子どもたちめちゃくちゃ楽しそうだったよねー!

ヒロコ
本当に笑顔が素敵だった!

紙飛行機飛ばしや唐揚げパーティーも!

他にも色々なイベント企画を準備しています。

1つの教室を借り、集まった子どもたちと一緒に将来の夢を書いて飛ばす、紙飛行機飛ばし大会!

小学校、中学校の生徒に振る舞うための大量の唐揚げ作り!(なんと700人分!)

冷凍された鶏肉を解凍し、包丁でぶつ切りにするところから始まります(笑)

ほんとワイルド!

動画はこちら。

ちょっとでも雰囲気が伝わるかなー。

マンガみたいな感じで鶏をぶった切っているのがワイルドそのものですね(笑)

そして出来上がった唐揚げは、パンにはさんで唐揚げパンにしたり、

そのまま自由に食べてもらったり、

とにかく食べ物大人気!って感じでしたね(笑)

ボランティア活動をしている友人に話を聞いてみたところ、やはりこういう途上国でのボランティア活動では、食べ物での支援をとても希望されるようです。

とは言え、流通や文化の違う外国でこれだけの準備を整えるのは、本当に大変。

NGO時遊人はこういったボランティア活動を10年続けているらしいのですが、さすがです。

中学校でのダンスセレモニーとダブルダッチ

中学校は小学校の隣に隣接していて、そちらでも歓迎セレモニーを行ってくれました。

リズミカルなベトナムオリジナル?の楽曲に合わせて、キレのあるダンス。

でも、中には恥ずかしそうに踊っている子も(笑)

そしてこちらもお返し~とばかりに、ROPEACE PROJECT(ローピースプロジェクト)のダブルダッチパフォーマンス!

音楽に合わせて手拍子と拍手が鳴り止まず、大盛り上がり。

そして中学校にも縄跳びの贈呈

いやー、こういったアクションパフォーマンスは言葉とか通じなくてもわかりあえるのが本当に素晴らしいですね。

小学校でもそうでしたが、同じ縄跳びを持って、一緒にジャンプしているだけで楽しさが通じるというか。

音楽やアートもそうですが、エンターテインメントの素晴らしさを改めて実感しました。

国際交流プロジェクトと奨学金寄贈

そして、その後は会議室で中学校の生徒さんたちと国際交流会。

中学生の生徒が日本語でどんどん質問をしてきてくれます。

私も色々と話して、逆にベトナム語での挨拶を教えてもらったんですが、発音が難しく、話すたびに笑いが起こっていました(笑)

そして、奨学金を寄贈。

小学校、中学校でがんばっている生徒さんに直接お渡しします。

紘子も直接お渡し。

タケシ
紘子がランドセルを渡した子ももらってたね

ヒロコ
あの子、とっても賢そうだったよ~!

そして無事にボランティア終了

気がつけば6時間くらいでしょうか。

あっという間に時間がすぎ、気がつけばお昼を回っていました。

最後に先生たちと記念写真。

タケシ
いやー、こんなこと言ったらあれだけど、想像してた以上に楽しかった!
ヒロコ
子どもたちのキラキラの笑顔や反応が楽しい気持ちにさせてくれたね!

ベトナムボランティアを終えて

そんなことであっという間の訪問ボランティアでした。

この後はまたハノイにもどり、みんなで打ち上げ的な食事会!

今回参加されているメンバーさんもNGO時遊人の呼びかけで集まった方が多く、私と紘子と同じく初めて参加するもいらっしゃいました。

とは言え、平日から何日も旅行で来れる~ということで、やはり会社の社長さんや、起業家さん、個人でビジネスをされている方など、比較的フリーダムな人たちばかり。

この食事会でお話した起業家さんも、たまたま私のやっているビジネスとうまく噛み合いそうで、今度改めて東京で会いましょう~と素敵なご縁が生まれました♪

ハノイ珍道中!?

NGO時遊人のボランティア活動としては、このあとカンボジアへ移動し、同じように文房具やランドセルを届けるのですが、私と紘子はハノイでお別れです。

すぐに帰ろうかなとも思ったんですが、せっかくなのでしばらく滞在し、色々と街を散策しました。

ハノイはUberがめちゃくちゃ便利だったり。

ハノイ旧市街地をブラブラ散歩してみたり。

すっごい美味しいイタリアンのお店を発見したり。

高級ホテルのビュッフェランチを食べてみたり。

Wi-Fi電源完備のCAFEでシゴトをしたり。

イオンに行ってみたり。

イオンのマーケットを眺めてみたり。

ゲームセンターで太鼓の達人をしたり。

あえて日本のラーメンを食べてみたり。

日常と非日常がごっちゃになったようなこの感じが、海外の面白さだなって改めて思いました。

自分で届けることの”リアル”

今までボランティアや寄付などは何度か経験したことはありましたが、こうして実際に海外の学校に届けるのはもちろん初めてのことでした。

天邪鬼ではないですが、

タケシ
(本当にこれってちゃんと求めている人に届いているのかな……)

という気持ちがなかったと言えばウソになります。

そういう意味でも、自分たちの手で日本から運び、現地の学校へ届けられるそのリアルを体験できたのは非常にいい経験となりました。

あとは、やはり子どもたちとの交流ですね。

なんというか本当に目がキラッキラしてるんですよ。

もちろん言葉は通じませんが、それでも一緒に身体を動かしたり、触れあえばわかることがある。

ある程度お金を稼ぐようになってくると『寄付をしたほうがいい』という話はよく聞きますが、もしやるのであればこうした体験型ボランティアに参加してみると、素晴らしい体験価値になると思います。

子どもたちとの交流もそうですが、今回の私のように同じ価値観を持つ仲間との出会いやご縁というのもあります。

そして、訪れる先が途上国ということもあり、文化の違いや、社会制度の違いなど、色々な感覚が湧き上がってきます。

  • この子たちはどういう気持ちで我々のことを見ているのだろうか
  • 先生たち大人たちはどう感じているのだろうか
  • 貧富の格差などによる劣等感などはないのだろうか

正直、今回のブログでは”いいところ”や”キレイな面”ばかり写真や文章でお伝えしてきましたが、内面では本当に色々なことを考えました。

同じ地球で生きるということ。

私も紘子も海外に行くようになってまだ半年くらいですが、そのことを強く感じるようになり、考えるようになった気がします。

もし、今回の記事を読み、『やってみたい!』と思ったのであれば、是非ともNGO自遊人さんのページをチェックしてみてください。

一般社団法人NGO時遊人のホームページはこちら
http://jiyu-jin.org/

今回のベトナムボランティア旅行記をFacebookでリアルタイプアップしていたところ、複数の友人たちから、『行きたい!』という声をもらったので、来年は私の周りの人間を集めて参加したいと思います!

是非、あなたも一緒に行きませんか?

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