2014.09.12

【アフィリエイトで会社を創った物語3】一瞬幽霊かと思いました

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ダイレクトレスポンスマーケティングで音楽業界に恩返しを誓う!
たけやんこと、永田武です。

さて、
連夜お届けしているSHOW-KA物語。

  1. 【アフィリエイトで会社を創った物語1】 人生が変わった18歳
  2. 【アフィリエイトで会社を創った物語2】先輩が昼めしをおごってくれる理由とは?

今日も続きをどうぞ。

 

一瞬幽霊かと思いました

Y先輩の車に乗せられた私と同級生。

30分くらい走った頃だったろうか。
着いたのは、当時『武生市』という街の駅前だった。
※今は合併して『越前市』になった。

 

駐車場に車を止め、歩きだすY先輩。

人もそんなにいない昼間の武生駅前を歩き、
着いた先は、商店街の並びにある一見の建物だった。

 

築30年くらいだろうか。
決して新しいとは言えないそのビルのような建物。

ガラスの引き戸を引きながら、
Y先輩は中に入って行った。

 

Y『うぃ~っす』

 

そこで見た景色は……

 

まわしを締めた巨漢な男性達が、
くんずほぐれつになりつつモンゴル相撲を取っており、
それを見ながら談笑をするオートクチュールに身を包んだ、
まるでヴァレンティノ・ガラヴァーニのような
貴婦人たちの姿だったというのはまったくの冗談で、
そこは長机をいくつか並べてある殺風景な事務所だった。

 

その長机には、すでに3人ほどの若者が座り、
なにかを黙々と書いている。

 

Y先輩『そこ座って』

『は、はぁ』
『なにするんですか?っていうか、ここは?』

 

事務所の奥を見るY先輩。
何かを確認するかのように。

 

Y先輩『まぁいいから。んでこれ描いて』

『これ?』

 

そう言って手渡されたのは、
A2サイズの大きな紙と、カラーマジックだった。

 

Y先輩『そう。ポスター手書きで描いて』

『え?』
『なんのですか?』

Y先輩『これ』

 

そう言って渡された一枚の手書きのポスター。

そこには、

 

『FESTA SHOW-KA 97』

 

と大きく書かれていた。

 

『Y先輩……これなんですか?』

 

しごく真っ当な質問である。

 

Y先輩『んー、一言で言うと『祭り』かな』

 

そう言いながら悪びれる様子もなく、

 

Y先輩『ぶっちゃけスタッフの人手が足りなくてさぁ(笑)』

 

……なるほど。
要は、地域の祭りかなんかをやっていて、
Y先輩はそこのスタッフかなにかで、
人が足りなくて私と同級生が2人駆り出されたわけだ。

まぁ1日手伝うくらいならいいか。
どうせやることもないし。

 

そう思って、私と同級生は、
手書きのお手本を真似ながら、
見様見真似でポスターを書き続けた。

よく見ると、長机で作業している人も、
同い年くらいの学生で、すぐに意気投合。

ワイワイと楽しく話しながら作業をしていた時、

 

『おう、誰や?そいつら?』

 

と、誰もいないはずだった
事務所の奥から声が聞こえてきた。

目を凝らしてみてみると、地面に黒いカタマリが。
そのカタマリがむくりと起き上がり、もう一度言った。

 

『誰や?』

 

その黒いカタマリは寝袋だったようで、
そこで寝ていた1人の男が起き上がりこちらを見ていたのだ。

 

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