2016.06.29

キングコング西野さんが芸人引退?職業の肩書を持つ意味とは

Pocket
LINEで送る

どうも。
ビジネスアーティスト永田武です。

743cab9e

お笑い芸人のキングコング西野さんが引退?

お笑い芸人キングコングの西野亮廣(にしの・あきひろ)さんのブログに引退宣言ともとれる記事が書いてあり、それがネットを中心に話題となっていました。

内容としては、あるテレビ番組の企画で、『西野さんに一言ある一般視聴者が直接本人に言いたいことを言う』という企画。

その中で、

『なんで芸人なのに絵本を描いているのか』

という視聴者の意見に対して、西野さんも応戦するも結論としてはブログにこう書いています。

聞けば、芸人が絵本を描くのはアウトだけれど、絵本作家がテレビに出るのはアリだと、彼らは言います。

なるほど、そういうルールなのね!

僕は絵本制作を辞めるわけにはいきませんし、梶原君との漫才をこれからも続けていきたいです。

そんなこんなで、僕が出した結論がコチラ。

絵本作家になります。

『芸人』とか言い張っていたからダメだったのでしょう。『絵本作家』と言って、漫才をしたり、テレビに出たりするのはいいのでしょう?

キングコング西野 オフィシャルダイヤリー 6/28【お笑い芸人】キングコング西野、引退 より引用
http://lineblog.me/nishino/archives/4533459.html

芸人が絵本を書いたりするから文句を言われるとのことで、だったら絵本作家がお笑いをやろう、と(笑)

活動辞退になにも変わりはないようですが、本当に事務所の肩書やプロフィールとかは変更しちゃったようです。

公式ブログのプロフィールも(笑)

001

ビジネスにおいて肩書の持つ意味とは?

今回、西野さんは『お笑い芸人』から『絵本作家』に変えたとは言っても、活動自体は変わらないので、これは西野さんなりのシニカルジョークというか。

”芸能活動”という枠組みの中では、結局は肩書というのは、第三者が理解、認識しやすいためにあります。

  • お笑い芸人はお笑いをする人
  • コメンテーターはコメントをする人
  • 俳優や女優は映画やドラマや舞台の演技をする人
  • アナウンサーはニュース報道をしたり司会をしたりする人
  • アイドルは歌って踊ってパフォーマンスをする人

などなど、私個人は肩書に対してこういうイメージがあるのですが、そのイメージも人によってまちまちですしね。

というか、そもそもビジネスにおいて肩書なんて持つ必要はない、と私は考えています。

 

よく私も昔の友人などから、

『今なんのシゴトしてるの?』

と聞かれることがありますが、なかなか答えるのが難しいんですよね(笑)

 

人や会社にビジネスやマーケティングを教えているから”コンサルタント”とも言えるし、自分でアフィリエイトを実践しているから”アフィリエイター”とも言えるし、文章を書いたり、セールスレターを書いたりもするから”コピーライター”とも言えるし、YOUTUBEで顔出し動画も作っているので”YOUTUBER”とも言えます(笑)

ワイルドサイドストーリーの島田晋輔さんともこういう話をしたことがあるんですが、島田さんも実際に何をやっている人かわかりません(笑)

けど、法人化してる会社も順調に4期目を迎えたし、奥さんやお子さん2人の家族もしっかりと養いながら、島田さん自身、たくさんの仲間達とめちゃくちゃ楽しそうにビジネスをして稼いでいます。

そう考えると、他の仲の良い起業家たちも『私は◯◯なんです!』という人はあんまりいないなぁ。

みんなそれぞれ好きなこと好き勝手やってて、遊びとビジネスが一緒になっている~というか。

 

私がビジネスアーティストである理由

こういうのって、例えば『私はコンサルタントです!』とか名乗っちゃうと、『コンサルタント』としてしか動けなくなってしまいます。

『コピーライターです』って言っちゃうと、毎日のシゴトの中でどこかで(どんどんレターを書かないと……)っていうセルフイメージになってしまう。

 

それって結構怖いことで。

これは神田昌典さんも言ってたことですが、

肩書を作るということは、自分のセルフイメージを作る

ということです。

 

私が”ビジネスアーティスト”とブログで書いているのは、これはそういう職業が正式にあるわけでもなく、これは私のセルフイメージを高めるための肩書です。

自分がやっているビジネス、関わっていくビジネスを、アーティスト視点、エンタメ視点で切り込んでいく。

私自身、過去に経験していたアーティストとしての経験を、もっとビジネスに活かすため、そういう視点や要素を求めている人のために、ビジネスとアーティスト、ビジネスとエンタメの組み合わせはできないかだろうか。

自分が常にそういうアンテナを立てるため、私はビジネスアーティストを肩書として名乗っています。

 

その肩書のセルフイメージによっては、やること全てが『死事』につながってしまうことも。

『俺、なんでこんなことやってるんだろう……』と(笑)

 

数年前、初めて募集したコンサルチームでアフィリエイトを教えた時、スタート直後めっちゃくちゃ1日の対応人数が多かったんですね。

1日にSkypeで15人~20人くらい音声でコンサルをしてて。

正直、それが連日続くとめちゃくちゃ辛くて。

『コンサルってこんなに辛くて大変なんだ……』

と思いながら毎日過ごしていました。

 

けど、ちょうどその頃くらいに、『ビジネスアーティスト』という言葉を生み出し、それを肩書にするようにしました。

そうすると、不思議なくらいコンサルへの意識が変わったんですよね。

 

今までは、

『WordPressの設定が~』

『メルマガの添削が~』

『アクセスが~』

という相談に対して、

(俺はコンサルタントだからちゃんと答えを出さないと)

と思って対応していたんです。

 

けど、ビジネスアーティストは答えを出す必要はないんです。

その人がいかに楽しみながらビジネスに取り組み、独自の要素を出せるか

それだけやればいいんですよね。

 

これはめっちゃ楽になりましたねー。

ホント1日に何人でも何時間でも音声対応できました。

だって、

『もっと楽しくビジネス組み立てて行こうぜ!』

という方向に引っ張っていけば、ちゃんとついてきてくれるので。

 

それと、ビジネスアーティストを意識し始めたことで、色んな業種のビジネスにも対応ができるようになりました。

  • 京大主席入学のメンバーに家庭教師プロジェクト
  • プロのマンガ家さんにイラストスクールプロジェクト
  • 効果的なクラウドファンディングメソッド
  • お客様が集まってくるコーチング集客術
  • 投資メール講座プロデュース

これがもし『アフィリエイトコンサルタント』であったら、おそらく全く対応できなかったと思います。

ビジネスアーティストだからこそ、『ビジネス×アーティスト』のアンテナが立ち、そういう情報や出会いをガンガン吸収していったから、これらのプロジェクトや企画を成功させることができたんだな、と。

 

肩書を作ることのもう一つの罠

肩書というのは、その肩書のアンテナしか立たなくなります。

ということは、そのアンテナに反応する情報しか入ってこないし、そのアンテナが反応する人としか会えなくなる。

 

これってビジネスにおいて非常に危険なことで、価値観や世界観がどんどんと凝り固まってしまい、新しい物が生み出せなくなります。

やはり私の周りの起業家で稼いでいる人たち、稼ぎ続けている人たちは、さっきの島田さんじゃないですが、めちゃくちゃ自由で、めちゃくちゃ遊んでますね(笑)

だからこそ、どんどんと新しいビジネスが思いつくし、どんどんと面白い人達と出会うことができる。

仮にコンサルタントを超えたければ、”コンサルタント”という肩書を捨てて、もっと広い世界に出てアンテナを立てるべきだし、そこの世界にこそ面白いものが隠れている。

 

結局、肩書なんていうものは、会話をする相手や、一緒にシゴトをする相手が、理解したいがためのものでしかないんですよ。

『あぁ、なるほど。そういうシゴトなんですね』

と思いたいがためのもんなんです。

だとしたら、別に無理に肩書を作る必要はないし、そこにこだわる必要なんてないですよね。

だって、そういう自分とでも『一緒になんかやりましょう!』と言ってくれる人とシゴトしたほうが絶対に120%楽しいシゴトができるので。

 

まとめのようなもの

そういういことでキングコング西野さんのニュースを見て、思いついたこと書いてきましたが、

いつ、どんなときでも、何者にでもなれる

というのが、ビジネスにおいて最強です。

 

個人経営の居酒屋さんで飲んでいる時に、店長に『お客さん、おシゴトなんですか?』って言われた時、

『個人で経営されている飲食店のWeb集客コンサルしてるんですよ』

って言えば、そこでシゴトが生まれますからね(笑)

 

西野さんもこれからどうなるのか楽しみですねー。

しばらくはテレビ出演でもネタでいじられるだろうけど、それもそんな長くないと思うので、そこからどういう魅せ方をするのか注目です(笑)

ハッピーの秘密が”毎日”届く永田武のLINE



毎日30秒で読める!
ブログやメルマガでは書けないリアルタイムメッセージ。

▼『友だち追加』から登録する▼

友だち追加

パソコンの場合は、QRコードか、友達検索で以下のIDを入力!
@takeyan

Pocket
LINEで送る