どうも。
ビジネスアーティスト永田武です。
先日、車いすの妻・紘子と一緒に、初めての海外旅行に行ってきました!
訪れる地は……
香港!
私のビジネスパートナーでもある渚ひろしとの合同コンサルコミュニティ『Dreamer’s Journey』の企画に、
『ドキドキ・ワクワク海外旅行!』
という企画を作ったんですが、今まで海外旅行に行ったことがない私としてはとてもいいきっかけ。
同じく今まで一度も海外に出たことがない紘子と、初めて日本を出る決意を固めたのです。
今回の記事では、旅行の記録も含め、初めて海外で感じたことや、車いすや介助者としての視点で、色々とお伝えできればと思うので、是非最後までお楽しみください!
お好きなところからどうぞ
今回の企画はなんと、
『現地集合、現地解散』
という初めての海外旅行者にとっては鬼畜とも言える内容(笑)
パートナーの渚ひろしは、よく海外にも遊びに行っていて、旅行チケットの手配や、諸注意などのマニュアルと作ってくれましたが、やはり不安も少々……。
しかし、その渚ひろしのマニュアルにはこう締めくくってありました。
☆ 積極的にブッ壊れよう!(笑)
かなりアブナい発言ですが 、海外に行ったら、ぜひブッ壊れてください!
現地ではあなたを知る人は誰もいないし
もう1回会う人も、ほとんどいないでしょう。
つまり、なにも恥ずかしいことなんて無いんです。(犯罪はダメ!)
それに、日本の常識は海外では常識ではないです。
そう言う意味で、常識も「ブッ壊れる」はず。
行ってみたかった所、やってみたかったこと、食べてみたかったもの
全てが未来にとって得難い貴重な経験となりますから
いつものリミッター解除して、思いっきり楽しんでくる意識でやってみては?
なるほど……。
確かに日本である程度の年齢を重ねてくると、わかりやすくチャレンジして、わかりやすくリミッターがぶっ壊れるという機会は少なくなってきます。
私はもちろん英語もできませんが、そういう意味でもわからないなりになんとかしていく~という経験がまた面白いんですよね。
兎にも角にも『行く!』と決めること、『楽しむ!』と決めることがスタートなんだな、と。
まずいちばん最初にやるべきことは、往復の飛行機と、宿泊先のホテルの手配。
渚ひろしが丁寧に、裏技的な安いチケット購入方法などを書いてくれていたのですが、私はとにかくシンプルにすませたい!ということで、エクスペディアを利用しました。
海外によく遊びにいっている別の友人に聞いてみたところ、エクスペディアが便利だよ~ということで、早速チェック。
往復の飛行機はLCC(ローコストキャリア)のバニラエア。
ホテルは5つ星ホテルとして世界的にも有名なシャングリ・ラホテル。
値段は合わせてこんな感じです。
私と紘子の二人分の飛行機往復+5つ星の一流ホテル3泊の値段で14万円って安くないですか!?
シャングリ・ラホテルとか、正規で泊まったら1泊5万円以上はするのに……。
エクスペディアを利用したのは2回目だったんですが、非常にお得だなーと実感。
とにもかくにも、チケットとホテルの予約が出来て一安心です。
これは国内飛行機でもそうなんですが、車いすの搭乗は少し特別となる場合が多く、事前に航空会社に連絡が必須となります。
航空会社によっては専用の搭乗ルートやタイミングがあり、サポートが必要になるためです。
今回のバニラエアさんにも事前に連絡したところ、下記の書類に記入してFAXを郵送してくれと言われました。
こういう書類、色々な交通機関で書くことが多いので、車いすのサイズや重さなども大体頭に入っており、紘子の場合は、折りたたみの手動式車いすなので、折りたたんだ後のサイズも書いています。
そして、あっという間に当日。
行きの飛行機のフライトは午前10:30なので、国際線の場合、約2時間前(8:30)には成田空港に到着している必要があります。
そうなると、諸々交通機関での移動を考えて自宅を出るのが朝の6:00くらい。
電車の乗り継ぎが面倒くさいのでタクシーで行こうかなと思ったら、成田直行便だと2万円くらいかかるんですねー。
おとなしく電車の乗り継ぎで行くことにしました(笑)
普通にJRで行こうと考えると、山の手線→日暮里→成田空港という流れだと思うのですが、JR東日本に成田エクスプレスという路線があります。
これだと東京や渋谷、新宿、池袋などの主要駅から電車1本直通で行けるので非常に便利。
車いすの場合、なによりも駅での乗り換えがとても大変で時間がかかるので、こういった直通電車があるのはとても助かります。
紘子の場合、自走(自分で動くこと)ができないので、私が全て介助しています。
そのため、車いすを常時押す必要があり、海外旅行によく使われるキャリーバックなどは利用できません。
できなくもないと思うけど、相当しんどくなるでしょう(笑)
なので、私たちの3泊4日の海外旅行荷物はこんな感じ。
思ったよりもコンパクトにまとめています。
100均で売っているナイロンバックを、これまた100均で売っているベビーカー用のフックにひっかけています。
安全の意味でも極力両手は車いすから離さないようにしたいので、色々と工夫が必用です。
まぁでも足りないものは現地で買えばいいかなーと。
無事に時間通り成田空港に到着。
まずは大切なこととして、海外でネット利用するためのWi-Fiルーターのレンタルをする必要があります。
当たり前といえば当たり前なんですが、海外にそのままスマホを持って行っても、電話はもちろん、LTE回線でのネットも繋がりません。
海外でネットや電話を使う方法として、渚ひろしマル秘マニュアルにはこんなことが書いていました。
なるほどなるほど。
SIM購入も便利そうですが、なんか色々と面倒くさそうな予感がしたので、私たちはわかりやすいwi-fiルーターをレンタルしました(笑)
成田空港の第3ターミナルにあったのが、テレコムスクウェアというレンタル会社。
当日でもその場でレンタルすることもできるのですが、万が一在庫がなくなってしまう場合があるので、事前にネットから予約済みです。
価格は1日約700円~で、3泊4日補償込みで4000円くらい。
今では、シゴトやプライベートなど、ほとんどLINEやFacebook、Skypeやメールでのやり取りなので、ネットさえ繋がっていればなんとかなるので、これで海外でも一安心。
事前予約をしてあったので、受付から5分くらいでwi-fiルーターの入ったパックを渡されました。
中には充電コードと変換プラグ!
そう!海外は日本とコンセントプラグが違うので、こういった変換プラグのようなものが必要となるようです!!!
この変換プラグがないと、充電もできないらしく。
バンド時代に海外のアンプを使用する時に、こういう変換プラグやアッテネーターは使っていましたが、まさかここで変換プラグが出て来るとは。
車いすで飛行機に搭乗する場合、どの航空会社でも、
『一番最初に乗って、一番最後に降りる』
というパターンが多いです。
今回のバニラエアさんも同じく、フライト時間の1時間前には受付を済ませ、車いすを送るために、空港用の車いすに乗り換えます。
この時に私たちが預ける荷物は、
だったんですが、どうもエクスペディアから予約したプランだと、無料で送ることばできる荷物は2つまでらしく、それ以上は有料となるとのこと。
こういうところは全くチェックしておらず、非常に勉強になりました。
結果的に、追加荷物で6,000円の支払い。
折りたたみ車いすや分解できる車いすを預ける時は、こういう部分もチェックを忘れないようにしてください!
そして1時間前にスタッフさんの案内の元、手荷物検査、出国審査があるのですが、車いすの場合は専用の窓口があるので、まったく並ばずに進むことができます。
その後、通常の搭乗口とは別に、バニラエアさんの場合は一旦外に出ます。
そこからなんと、専用のリフトバスに!
後ろのリフトに乗せて、リフトアップ。
普段より小さい空港用の車いすのため、紘子もリフト移動が怖い様子。
中はこんな感じです。
このままバスは空港敷地内を走り、機体に横付け。
う~ん、こんなアングルの写真はなかなか撮れませんね(笑)
そして、そこから飛行機に移動するため、車いすのタイヤを外し、機内用車いすになります。
準備が出来たところで、飛行機の横の扉が開き、作業員さんとCAさんの案内で機内へ。
そして無事座席に到着することができました!
朝早いのもあり、すぐに二人共寝てしまいましたが、なんとか無事に出国できました♪
さて、香港待ってろよ~!
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